野球肘検診・障害予防講座
野球肘障害とは
- 投球動作の繰り返しで肘の軟骨や靭帯に負担がかかることで起きるスポーツ障害の1つです。
特に成長期の小学校高学年から中学生にかけて起きやすいと言われています。 - 上腕骨小頭という肘の外側の軟骨が剥離する離断性骨軟骨炎(OCD)は、はじめのうちは症状がなく、痛みが出てきた時には手術が必要になることがあります。
→10歳から12歳の小学生が好発年齢で発症率は50人に1人ほどと言われています。
離断性骨軟骨炎(OCD)超音波エコー画像
→超音波エコーを用いて、症状が出ていない段階でも早期に病態を発見し、精密検査・治療に移行することが可能になります。
- この様な障害を予防するために、定期的な検診と早期発見・予防エクササイズを行うことが大切になります。
対象
小学生の中・高学年のクラブチームに所属している選手(ポジションは問いません)。
実施場所
プレックスファミリークリニック リハビリテーション室
大会の会場にて検診を行うことも可能 *要相談
プログラム内容(チームごとでのお申込みの場合)
障害予防講座:野球肘障害に対する一般的な知識や野球肘検診の目的に関する講習を行います。- 問診:問診票を用いて、本人の基本的情報や現在の疼痛の有無、既往歴などの情報収集を行います。
- 関節可動域検査:肩・肘の痛みは可動域を確認し、関節にストレスをかけて障害の有無や今後のリスク等、身体機能の確認を行います。また、肩・肘のみならず全身的に可動域を確認し障害予防のリスクを発見します。
- 超音波検査:肘関節に対し、超音波エコー診断装置を用いて、現時点での軟骨・靭帯の障害の有無を確認します。
超音波エコーによる検査の様子 - 運動指導:投球時に肘に負担がかからないように適切なトレーニング方法やストレッチ方法の指導を行います。
- 二次検診:上記検査で異常が確認された場合には、後日当院にて診察・リハビリを受けていただくことをお勧めします。
検診をご希望される方は、事前に下記のリハビリテーション科担当までご連絡をお願い致します。
野球肘検診・障害予防講座に対するご質問・お問い合わせは、お電話にて承ります。
- TEL:070-9328-7722(リハビリテーション科直通)
- 担当:リハビリテーション科 理学療法士 佐々木